ロコモコはハワイ島のヒロ発祥の郷土料理! ロコモコ誕生秘話やおすすめのお店を紹介

2024.4.5
ロコモコはハワイ島のヒロ発祥の郷土料理! ロコモコ誕生秘話やおすすめのお店を紹介

ハワイの地元料理として有名なロコモコは、日本でも「ロコモコ丼」と呼ばれて高い人気を誇ります。

しかしその誕生秘話や、自宅での作り方についてはよく知らないという方が多いのではないでしょうか。

この記事ではハワイの人気フード、ロコモコを取り上げます。

ロコモコがどうやって生まれたか、自宅で作るロコモコの基本的なレシピ、そしてオアフ島ホノルルでのロコモコ人気店を5レストラン紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

▼LEAF&BEANでもロコモコが食べられます!
LEAF&BEANでもロコモコが食べられます!

 

ロコモコはハワイのローカルフード

ハワイには先住民の知恵で作られた料理のハワイアンフードと、移住してきた人たちが作り出した料理のローカルフードがあります。

ロコモコはローカルフードで、日本からの移民が発案したとされる料理です。

ご飯の上にハンバーグをのせ、グレービーソース(肉を調理したあとの汁で作るソース)をかけ、目玉焼きを乗せるのが基本のロコモコです。

お店によってソースの味やハンバーグの味が異なります。

現在は、基本のロコモコの他にも魚やスパム、テリヤキビーフをのせたもの、グレービーソースの代わりにチリビーンズやビーフシチューをかけたものなどもあり、各店で目玉商品となるロコモコを生み出しています。

 

「ロコモコ」誕生は1940年代後半

「ロコモコ」誕生は1940年代後半

ロコモコの誕生には諸説あるのですが、最有力とされている話は、1946年にハワイ島で生まれた節です。

ハワイ島のヒロにあった「リンカーン・グリル」という日系レストランの店主 ナンシー・イノウエさんが、地元の高校生の期待に応えて作ったとされます。

当時、レストランの隣にあるリンカーン公園でフットボールの練習をしていた一人の少年が、25セントをナンシーさんに渡し、これで満腹になる食べ物を作ってとお願いしたことが発端でした。

ナンシーさんはボウルにご飯をよそおい、ハンバーグをのせてグレイビーソースをかけて出したそうです。当初は目玉焼きはのせていませんでしたが、その後目玉焼きものせるようになったと言われています。

スペイン語でクレイジーを意味する「ロコ」は、大胆なプレーをすることからつけられていたその少年のあだ名です。

モコは「混ぜる」という意味があり、ハワイアンはご飯とハンバーグ、目玉焼きを最初に混ぜて食べるのが一般的であることからつけられたとか。

また、ただ単に響きのよい「モコ」という単語をくっつけただけという説もあるようです。

 

現存する最古のレストラン「カフェ100」(Cafe100)

現存する最古のレストラン「カフェ100」(Cafe100)

カフェ100(Cafe100)」はハワイ島に現存する最古のレストランです。

創業者のリチャード・ミヤシロさんがリンカーン・グリルでのロコモコの評判を聞きつけて、いち早くメニューに取り入れました。

現在でもロコモコが人気のレストランとしてとても有名です。

「カフェ100」(Cafe100)は基本を守ったロコモコの他に、30種類以上ものロコモコを提供しています。

先代の「うまい、安い、早い、お腹いっぱい」を守る2代目の店主は、いまだに基本のロコモコを2.75ドル(約290円)で提供しており、地元の人々に愛されています。

 

ロコモコの作り方

ロコモコの作り方

基本的なロコモコのレシピを紹介します。

【ロコモコ(1人前)の材料】

  • ハンバーグ:1個
  • ご飯:茶碗1杯分
  • 卵:1個
  • レタスやトマト:適量
  • グレービーソース:水100ml、コンソメ顆粒小さじ1/2、しょうゆ小さじ1/2、塩少々、小麦粉大さじ1、バター7g、肉汁大さじ1/2

 

【作り方】

  1. 1.ハンバーグを焼き、肉汁を取り分ける。
  2. 2.取り分けた肉汁にグレービーソースの材料をバター、小麦粉、水、コンソメ、しょうゆ、塩の順に足し、ソースを煮詰める。
  3. 3.ボウルにご飯を入れ、その上にハンバーグをのせる。
  4. 4.グレービーソースを全体に回しかけ、目玉焼きを作ってのせる。
  5. 5.お好みで野菜を添える。

 

簡単に作るには、市販のハンバーグとグレービーソースを購入しましょう。温めてのせるだけで、簡単に美味しいロコモコが作れます。

 

オアフ島のホノルル・ワイキキで味わう絶品のロコモコ提供店

オアフ島のホノルル・ワイキキで味わう絶品のロコモコ提供店

ホノルル・ワイキキで人気の絶品ロコモコを提供するお店を5つ紹介します。

  • ウルフギャングステーキハウス
  • ビッグシティダイナー
  • グーフィー・カフェ&ダイン
  • エッグスン・シングス
  • アロハ・キッチン

 

ウルフギャングステーキハウス

ウルフギャングステーキハウス

画像引用元:ワイキキ店 | Wolfgang’s Steakhouse ウルフギャング・ステーキハウス – Official Website

ロイヤルハワイアンセンターの3階にあるレストランで、エイジングステーキが評判の人気店です。

テレビや雑誌にもよく特集されるため、知っている方も多いでしょう。

ランチタイムにはボリューム満点の絶品ロコモコが食べられます。ハンバーグは肉の厚みがしっかりしていて焼き加減も絶妙。グレービーソースにはマッシュルームが入っています。

2024年現在、ロコモコはランチのみで$18.95です。

 

ビッグシティダイナー

ビッグシティダイナー

画像引用元:Big City Diner – No Diner Finer!

ビッグシティダイナーはオアフ島各所に複数の店舗を展開している、食堂的存在のレストラン。

特製のビーフパテには炒めた玉ねぎがトッピングされているため、食感は最高です。地元産の卵で作った目玉焼きに、お店自慢のグレービーソースがたっぷりかかっています。

2024年現在、$16.99で提供されています。

 

グーフィー・カフェ&ダイン

グーフィー・カフェ&ダイン

画像引用元:Goofy Café &Dine

シンプル食材で作られたとてもヘルシーなロコモコが食べたい方は、グーフィー・カフェ&ダインがおすすめです。

こちらのロコモコ、ライスには玄米の高級品種「ゲンジマイ」を使用し、ビーフパテには牧草のみで育てられたハワイ島産ビーフを使っています。

2024年現在、$ 21で提供されています。

 

エッグスン・シングス

エッグスン・シングス

エッグスン・シングスはブレックファストレストランとして有名ですが、ロコモコも提供しています。

ハワイアン・ロコモコはライスに玉ねぎやニンジンなどの野菜炒め、そしてパテをのせて、甘味のあるグレービーソースがたっぷりかけられた一品。卵も2つ使っています。

2024年現在、$15.95で提供されています。

 

アロハ・キッチン

アロハ・キッチン

画像引用元:GoogleMap

フォトジェニックなメニューが人気のハワイアンカフェです。

こちらは日本人シェフが作る自家製ハンバーグが評判で、それを使ったロコモコはグレービーソースではなくデミグラスソース。

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾートの近くにあり、一度は足を伸ばしてほしいお店です。

2024年現在、$16で提供されています。

 

ロコモコは「美味しく安くお腹いっぱいに」の願いから生まれたローカルフード

ロコモコは現在、時代に合わせてさまざまな味や食材を利用したメニューが登場し、地元の方や観光客に愛されています。

とはいえ、やはり一度は食べたいのが基本のロコモコですよね。白米、ハンバーグ、目玉焼きとグレービーソースという組み合わせを、それぞれのお店で堪能しましょう。

ハワイに行った際には、ぜひご当地の絶品ロコモコを食べ歩きしてみてください。そして、マイ・ベスト・ロコモコを発見しましょう。


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