ハワイには美しく素晴らしいビーチがいくつもありますが、中でも全米ナンバーワンに選ばれたこともあるほどに美しいとされるビーチが「ラニカイビーチ」です。
波の影響をほとんど受けず、遠浅で透明度の高い海は別次元の美しさ! 地元の人に愛されている、小さなビーチですよ。
この記事では「天国の海」ラニカイビーチについて紹介します。
ラニカイビーチの楽しみ方、注意事項などを解説しますので、ハワイに行く予定がある方はぜひ参考にしてください。
目次
ラニカイビーチは透明度の高さと美しさで有名な人気のビーチ!
ラニカイはハワイ語で「ラニ(天国)」「カイ(海)」でできた言葉で、天国みたいにきれいな海というだけでなく、実際の名前が「天国の海」です。
高い透明度と白くきめ細かい砂を持つ静かなビーチで、アメリカのビーチコンテストではいつもトップ10入りをしています。
しかし、高級住宅地の裏側にあり公共のビーチではないため、シャワーやトイレ、駐車場といった施設はありません。
【ラニカイビーチ】
- 住所:896 Mokulua Dr Kailua, HI 96734
- 営業時間:24時間
- トイレ:なし
- シャワー:なし
- 駐車場:なし
車で訪れる場合は、徒歩20分のところにある隣のカイルアビーチの駐車場を使うことをおすすめします。
カイルアビーチには大きめの駐車場が3カ所あるうえにシャワーや更衣室なども完備されているため、マリンスポーツやアクティビティはカイルアビーチで楽しむ方が便利でしょう。
実際に、カイルアビーチでレジャーを楽しみ、ラニカイビーチには散歩として訪れて素敵な景色を心ゆくまで堪能する、といった使い方をしている方がたくさんいます。
また、2013年の法改正により、ラニカイビーチにはツアー車両での立ち入りはできなくなっています。
車での訪問は可能ですが前述の通り駐車場がないため、カイルアタウンから自転車やタクシーなどで訪問するようにしましょう。
ラニカイビーチの楽しみ方
ラニカイビーチでの楽しみ方、おすすめの満喫方法は次の3つがあります。
- ビーチでのんびり昼寝やヨガなどをする
- ラニカイビーチへの入り口になる小道を探索する
- シュノーケルで美しい海を楽しむ
ビーチでのんびり昼寝やヨガなどをする
喧騒から離れた静かなビーチで、視界いっぱいに広がる絶景を見ていると、ついついうっとりとしてしまうはず。
ラニカイビーチではタオルケットを砂の上に敷き、日光浴や昼寝、ヨガなどをしてゆったりした時間を過ごすことがおすすめです。
太陽の光や風を感じ、波の音を聞きながら静かに自分自身と向き合う時間を持つと、きっと明日からの活力が湧いてきますよ。
ラニカイビーチへの入り口になる小道を探索する
高級住宅地の裏手にあるラニカイビーチには、11本もの「道路からビーチへつながる小道」があります。
いずれの道もフォトジェニックで知られている美しく素敵な通り道で、1本を除き、それぞれに名前がついているほど。
陽光が緑の隙間から差し込む狭い道の向こうには「天国の海」が姿を見せており、これが現実かと思うほどの美しさです。
時間があれば散歩をして、ぜひお気に入りの小道を見つけてくださいね。
【カイルアビーチから近い順(東側)から小道の名前】
1本目:Alala(アララ)
2本目:無名
3本目:Kaelepulu(カエレプル)
4本目:Mokumanu(モクマヌ)
5本目:Kaiolena(カイオレナ)
6本目:Haokea(ハオケア)
7本目:Kualima(クアリマ)
8本目:Na Mokulua(ナ・モクルア)
9本目:Aala(アアラ)
10本目:Pokole(ポコレ)
11本目:Punani(プナニ)
シュノーケルで美しい海を楽しむ
ラニカイビーチもシュノーケルが楽しめます。
お隣のカイルアビーチと同じく海水の透明度が高く、比較的遠浅です。
そのため砂浜に近い場所にサンゴ礁の群生地があり、ハワイ州魚のフムフムヌクヌクアプアアと呼ばれる固有魚(別名:タスキモンガラ)や、色とりどりの熱帯魚が観察できます。
また、実はウミガメとの遭遇率も高いスポットですので、運がよければウミガメにも会えるでしょう。
ラニカイビーチでの注意事項
ラニカイビーチでの注意事項は次の5点です。
- 貴重品は最低限のものだけを持っていく
- 公共施設がない
- 周辺には飲食店やお店などがない
- マリンアクティビティの道具貸出所がない
- ライフセーバーがいない
貴重品は最低限のものだけを持っていく
軽装になりがちで荷物から離れることの多いビーチは、置き引きが発生しやすい場所です。
特にラニカイビーチには更衣室やロッカーといった施設もないため、できるだけ荷物は最小限にし、貴重品は肌身離さず持つようにしましょう。
海で遊ぶ際にも、クレジットカードやお金を入れておける防水バッグなどを利用し、砂浜に残すのは万が一獲られても大丈夫なタオルや飲み物程度にしてください。
公共施設がない
前述したように、ラニカイビーチは公共のビーチではないため、シャワーや更衣室、トイレ、ごみ箱などの設備はありません。
シャワーなどを使いたい場合は隣のカイルアビーチのものを利用しましょう。
ただし、カイルアビーチはラニカイビーチから徒歩で20分は必要で、途中に急な坂道があります。
トイレは先にカイルアビーチで済ませてからラニカイビーチへ来るようにしてください。
飲食物の持ち込みは許可されていますが、ごみ箱はありませんので各自持ち帰りましょう。
周辺には飲食店やお店などがない
ラニカイビーチの周辺には飲食店やお店などはありません。
高級住宅地が広がっている場所なので、コンビニもありません。
そのため、ドリンクやスナックなどは、先にカイルアタウンで調達してからビーチに向かってください。
マリンアクティビティの道具貸出所がない
ラニカイビーチには、アクティビティに関する道具の貸し出し施設がありません。
浮き輪、シュノーケル、ボディボードといった道具を借りたい場合は、カイルアビーチの貸し出し所でレンタルしておきましょう。
シュノーケル用品は、カイルアタウンにあるお店などで購入も可能です。
ライフセーバーがいない
同じく公共のビーチではないため、ライフセーバーや監視施設はありません。
海では事故に遭わないよう、自分たちで注意しておく必要があります。
穏やかで静かなビーチですが、事件がないとは言い切れません。
そのため、早朝や夕方など特に人が少なくなる時間帯の訪問は避けることが賢明です。
万が一事件や事故に遭った場合は、緊急ダイアル「911」に電話してください。犯罪や救急、消防はハワイではすべて911番です。
ラニカイビーチへはカイルアタウンから自力で訪問することが多い
ラニカイビーチへは、最寄りの大きな町であるカイルアタウンから、徒歩、自転車、ウーバー、バスで訪問できます。
目安時間は、徒歩で片道約45分、自転車は電動で約15分、普通の自転車で約20分、バスとタクシーは約10分です。
天国の海を満喫! 美しい自然に溶け込もう
天国の海として有名なラニカイビーチは、全米屈指の美しく穏やかなビーチです。
設備はほぼない自然のままのビーチですが、代わりに落ち着いた静かな雰囲気を味わえますよ。
エメラルドグリーンの海と白くサラサラしている砂浜、心地よい風を感じ、ハワイでの極上の休日を楽しみましょう。
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