- ピルボックスとは
- ハワイの観光スポットであるピルボックスを紹介
- ピルボックスへの訪問時の注意を解説
常夏の楽園、ハワイでは絶景もグルメもアクティビティも満載で、いつでも楽しみがいっぱいです。
そんな中でも人気のハイキングコースで、写真映え間違いなしのピルボックスを訪れてみてはいかがでしょうか。
大自然の中を歩いて辿り着いたその先には「“天国の海”ラニカイビーチ」を一望できると言われる絶景が待っています。
この記事ではハワイのオアフ島にある、6つのピルボックスについて紹介します。
人気の『ピンクピルボックス』や推しポイントや訪問時の注意事項なども解説しますので、安全にハイキングを楽しみ、ぜひ素晴らしい光景に会いに行ってくださいね。
目次
ピルボックスで天国の海の絶景を堪能しよう!
ピルボックスとは、トーチカのことです。
戦時中に作られた鉄筋コンクリート製の防御陣地で、陸上戦で敵を見下ろして発見するためや、攻撃側から火器や身を守るためにつくられました。
形が薬箱に似ていることから「ピルボックス」と呼ばれています。
オアフ島にも数か所残っており、それぞれがカラフルにペイントされています。
元々見張りのために置かれた建物であるため、その多くは山中などのハイキングコース上にあり、現在は絶景スポットとして大人気です。
オアフ島にある6つのピルボックス
オアフ島ではよく知られており、たくさんの観光客が訪れているピルボックスとまだ観光客が少ない穴場のピルボックスがあります。
人気のピルボックスと穴場のピルボックスを以下の6つで紹介します。
- エフカイピルボックス
- ラニカイピルボックス
- ピンクピルボックス
- パウ・マエリエリ・ピルボックス
- カエナポイントピルボックス
- カウェラベイピルボックス
エフカイピルボックス
オアフ島の北海岸、ノースショアで最も有名なピルボックスがエフカイピルボックスです。
こちらは他の島や岩などがなく、海に沈むサンセットが美しいことでとても人気があります。
トレッキングコースも比較的穏やかであるため、登山初心者でも安心です。地元の人は散歩道として使っている方もいるほどです。
ピルボックスから見えるビーチはエフカイビーチで、通称名は「パイプライン」。高い波が頻繁に発生するビーチであるため、サーフィンのビーチとして世界有数で、特に冬場には複数の世界大会も行われています。
エフカイピルボックスの近場には、他のピルボックスも2つあります。
ラニカイピルボックス
オアフ島のピルボックスで最も人気があるのは、ラニカイビーチと高級住宅街を望む場所にあるラニカイピルボックスです。
トレッキングコースの「カイヴァ・リッジ・トレイル」の中にあり、こちらはハイキングとしては中級のコースにあたります。
ラニカイとはハワイ語で「天国の海」という意味で、その名の通り海の透明度が高く白砂と青い空との対比が素晴らしいビーチで、アメリカのビーチランキングでは上位に位置しています。
困難なポイントもあるトレッキングコースを上ってきた先には、まるで天国についたかのような絶景が広がり、目にした感動は言葉にできないほどと言われています。
オバマ前アメリカ大統領も在任中のバケーションに訪れていますよ。
ラニカイピルボックスは、他のピルボックスも近場に2つあります。それぞれ景色が異なるため、他のところも回ってみてはいかがでしょうか。
ピンクピルボックス
オアフ島の西海岸で1番の絶景を楽しめるのがピンクピルボックスです。
他のピルボックスと比べて標高が高いため、ハイキングの難易度は高めですが、ハワイでも屈指の映えスポットとして有名で多くの観光客が集まります。
このピルボックスがピンク色に塗られている理由は、乳がん撲滅の「ピンクリボン運動」に参加しているから。
正式名称は「マイリ・ピルボックス(ハワイ語ではPuu O Hulu)」です。
ピルボックスは周辺に4つあり、ピンクピルボックスはハイキングコースを抜けた手前から3番目のものです。
少々込み合うため、譲り合って歩いたり写真を取ったりするようにしましょう。
パウ・マエリエリ・ピルボックス
カネオヘエリアにある穴場のピルボックスです。
カネオヘのサンドバー(潮の満ち引きによって現れる幻の砂浜)が見渡せることから「カネオヘピルボックス」や「サンドバーピルボックス」などとも言われています。
他のピルボックスと比べ、トレッキングコースは長く、到着までの時間が最長です。
あまり知られていないピルボックスなので、観光客の混雑がなく十分に撮影タイムも取れますが、トイレなどの公共施設がありませんので注意してください。
飲料水や日焼け止め、タオルは必ず持参しましょう。
カエナ・ポイント・ピルボックス
オアフ島の最西端にある、ハワイで最も手付かずの大自然を体験できるスポットがカエナポイントピルボックスです。
こちらは道路の舗装もされておらず、もちろんトイレなどの公共施設もありません。
カエナポイントはアホウドリの保護区域として知られており、ハイキングコースは片道1時間半程度と長距離です。
ただし歩いている間は海と山の絶景がずっと楽しめるため、夏場以外ならさほど苦しい思いもせず、気持ち良い散策ができるでしょう。
ピルボックスの上にのぼって見下ろすカエナポイントと呼ばれる海岸には、野生のハワイアンモンクシールが出没することも。
双眼鏡を持参することがおすすめです。周辺には2つのピルボックスがあります。
カウェラベイピルボックス
最も訪問が楽なのがカウェラベイピルボックス。
こちらは他のピルボックスとは違って山中のハイキングコースにはなく、ビーチにあるピルボックスです。
カウェラベイという小さなビーチパークに立っていて、海からの侵入者を確認するために作られているため、高低差なしで訪問できます。
メインストリートから徒歩で15分ほどかかる、観光客もほとんどこないようなビーチということで、ピルボックスを独り占めできる可能性は高いでしょう。
もちろん美しい海辺でもあるため、ビーチに遊びにいくついでに攻略するというくらいがちょうどよいかも知れませんね。
設備などは何もないので、日よけや飲食料などは持参する必要があります。
ビーチには2つのピルボックスがあり、カウェラベイピルボックスからビーチ沿いに右手へ歩くと、もう1つピルボックスが現れます。
ピルボックス訪問時の注意事項
人気があり、観光客がひっきりなしに出入りしているようなピルボックスであればそれなりに整備されていますが、場所によってはトイレなどがありません。
また、ハイキングやトレッキングコースに挑戦するときには、多めの飲料水は必須です。
場所によってはハイキング登り口付近の治安があまりよくないところもあるため、レンタカーなどでいくと車上荒らしに合いやすいと言われています。
事件に巻き込まれないようにするためには、
- 1. レンタカーは極力使わずないこと
- 2. レンタカーを利用した際は車内に貴重品を置かないこと
- 3. 暗くなる前に下山すること
この3つを守るようにしましょう。
ピルボックスへ向かっている途中には狭い道もあるため、人が下山や坂道を下っている場合は立ち止まったり、道を譲ったりするのがマナーです。
サンダルでもOKなハイキングコースもありますが、できるだけトレッキングシューズや履きなれたスニーカーで登るようにしてましょう。
各ピルボックスは見晴らしが良いのですが、日光や日差しを遮るものが周辺にありませんので、非常に日当たりもよいです。
ピルボックスへ行く際は日焼け止めや帽子、サングラス、場合によっては長袖の上着なども準備すると良いでしょう。
ピルボックスで絶景を堪能しよう!
ピルボックスは戦時中に作られた見張りのための建物で、見晴らしがよい場所にあることから絶景スポットとして大変人気があります。
オアフ島には複数のピルボックスがありますが、いずれも高い場所から美しい海と浜、島などを眺められ、その美しさは言葉を失うほどです。
もちろん写真映えも完璧ですので、ぜひ観光の予定に組み込んでみてはいかがでしょうか。
個人での観光は心配という方はガイドツアーに参加すると安心ですね。心洗われるような風景を、ぜひ堪能しに行きましょう!
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