- マーメイド・ケーブとは
- マーメイド・ケーブへの訪問時の注意点について
- マーメイド・ケーブへのアクセス方法
ハワイのオアフ島にあるマーメイド・ケーブという場所は、「ハワイ版青の洞窟」や「人魚の洞窟」などと呼ばれているスポットです。
隠れ家的シークレットビーチでしたが、近年はSNSによって観光客が多く訪れるようになりました。
普通のビーチとは全然異なる、とても神秘的で幻想的な洞窟の中で、波と光を楽しんでみませんか?
この記事では、マーメイド・ケーブに初めていく方のため、基本的な情報や訪問時のポイント、行き方などをまとめました。
なかなか味わえない特別な体験が安全にできるよう、ぜひ参考にしてください。
目次
マーメイド・ケーブとは
オアフ島にあるマーメイド・ケーブは、長い年月をかけて波に侵食された岩が作り出した洞窟です。
洞窟内に波が溜まると泳げるうえに、岩に空いた穴から太陽光が差し込み幻想的な情景を作り出す場所として、近年人気が高まっています。
人魚が泳いでそうな場所であるため、マーメイド・ケーブと言われています。別名は「ハワイの青の洞窟」です。
元々は地元の住民や近所に住む子どもの遊び場でしたが、SNSの発展により、近年は観光客が多く訪れるようになりました。
場所はワイキキから車で西へ約1時間ほどです。
アウラニ・ディズニー・リゾートを越えてナナクリ・ビーチパークに入り、ザブラン・ビーチを海岸沿いに少し歩いたところにあります。
マーメイド・ケーブの基本情報と入り方
- 名称:Mermaid Cave
- 住所:89 Laumania Ave, Waianae, HI 96792
- 駐車場:有り
- トイレ:有り
- シャワー:有り
ごつごつした岩場を海添いに歩いていくと、地面に穴がいくつか開いた場所が出てきます。
その中に大きなハート形の穴があれば、そこがマーメイド・ケーブへの入り口です。
中に入るには、海から泳いで入る方法と、その穴から降りる方法の2つがあります。
ただし、海から入るのは地元の人々の方法で、岩場であること、波が高いと急激に押し流されて危険なため、穴から降りる方法で中に入りましょう。
マーメイド・ケーブ訪問時に注意したいポイント6つ
では、マーメイド・ケーブを訪問する際に注意したいポイントを6つ紹介します。
- 潮の満ち引きをチェックして満潮時は避ける
- 夏場の訪問がおすすめ
- ツアーの利用がおすすめ
- 靴・サンダル・水着を持っていく
- 地元の方々に配慮する
- 荷物管理に注意する
潮の満ち引きをチェックして満潮時は避ける
マーメイド・ケーブの中は天井が低く、足場は狭いため、基本的には屈みこんでの移動しかできません。
穴が開いているところの真下には立てますが、波が高いと流れが速く、体が流されてしまう恐れがあります。
満潮時に中に入り、岩に頭をぶつけて病院へ運ばれる話もいくつかあるため、必ず満潮時は避けるようにしましょう。
マーメイド・ケーブの潮の満ち引きについては「Tides」といったサイトで確認すると簡単です。
▶Oahu Hawaii Tides:https://oahutides.com/waianae-daily-tides/
夏場の訪問がおすすめ
訪問するシーズンにも気を付けましょう。
ハワイの冬、10月後半から翌3月くらいまでは、基本的に波が高く荒れます。
冬の時期でも干潮であればマーメイド・ケーブに下りて写真撮影くらいはできますが、泳げないことが多いでしょう。
そのため、訪問するなら夏場の5月ごろから9月ごろまでがおすすめです。
海が非常に穏やかで、流されるリスクが低くなります。
ツアーの利用がおすすめ
ツアーは高い費用が必要なうえに時間的自由はありませんが、はしごや脚立を持っていってくれるうえに、貴重品の管理もしやすいというメリットがあります。
特に女性だけのグループや子ども連れである場合は、ツアーの方が安心です。
観光客の出入り口である穴は2メートルほどあって、自力で登るにはかなりの腕力を必要とします。
基本的には女性や子どもは自力で登れないため、周囲にいる男性の力を借りることになりますが、その際に不必要に体を触られるなどの痴漢に遭う女性が増えています。
治安がよい地域でもないため、ツアー利用を検討してみましょう。
靴・サンダル・水着を持っていく
持ち物が増えますが、靴とサンダルの両方、そして水着を持っていきましょう。
洞窟に辿り着くまでは道が悪く、岩場なのでサンダルで歩くと足首をひねる恐れがあります。
駐車場からマーメイド・ケーブまでは靴でいき、ついたらサンダルに履き替えるのがおすすめです。
地元の方々に配慮する
マーメイド・ケーブはつい最近まで地元の人々しか入らない場所でした。
周囲には一般住宅があり、普通に人々が生活をしています。
柵がないためわかりにくいのですが、岩場近くにある芝生は一般家庭の敷地内です。
不用意にいろいろなところに入らないこと、あまり大声で騒がないことを守りましょう。
地元住民の中には、観光客に対してよくない気持ちを持っている方もいます。
そのことを知ったうえで、迷惑にならないように行動してください。
荷物管理に注意する
前述したように、この地域は治安がよいとは言えません。
早朝や夕方以降など人が少ないときは単独行動をしないようにしましょう。
そして、車に荷物を置きっぱなしにしてはいけません。必ずすべての荷物を持って出るか、外からわからないように隠してください。
もしもトランクに荷物を入れる場合は、ザブラン・ビーチの駐車場に来る前にどこかに停まってトランクに荷物を入れてから来るようにしましょう。
マーメイド・ケーブでも、上の岩場に荷物を置いて下で泳ぐといった行動はしないでください。
ザブラン・ビーチの駐車場の外れにはシャワーや公衆トイレがありますが、シャワーはともかく、公衆トイレは使わないことがおすすめです。
仕方なく利用する場合には、ガイドさんか友達数人に外で見張っていてもらってください。
マーメイド・ケーブへの行き方
マーメイド・ケーブへは車での訪問がおすすめです。
- 車(レンタカーなど)
- バス
車(レンタカーなど)
ワイキキから最寄りの駐車場までの所要時間は45〜50分程度です。
ワイキキからはフリーウェイに乗ってしまえばほぼ1本道のため、迷う心配はありません。
H1フリーウェイに乗って西方面へ向かい、途中でファーリントン・ハイウェイに乗り換えたら海沿いを進みます。
ラウマニア・アヴェニュー(Laumania Ave.)で左折したら、右側に駐車場があります。
バス
バスでは、ワイキキからの所要時間は1時間40〜50分程度かかります。
カラカウア通りもしくはクヒオ通りからバスに乗り、途中でCルートに乗り換えます。下りるバス停の名前は「Farrington Hwy + Piliokahi Ave」です。
マーメイド・ケーブで幻想的な世界を堪能しよう!
マーメイド・ケーブは日本で買えるハワイの観光ガイドブックには載っていないため、日本人は知らない人が多い神秘的なスポットです。
ワイキキは日本人観光客が多く、あまり非日常を味わえないと思う方もいるでしょう。そんな方は、マーメイド・ケーブを訪問してみてください。
おとぎ話のような美しい洞窟内で、幻想的な光景が見られますよ。
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