ハワイ・オアフ島のシンボルとして誰もが知るダイヤモンドヘッド。でも「なぜダイヤモンドヘッドという名前なのか」「山頂までどのくらいかかるのか」を正確に答えられる人は意外と少ないのではないでしょうか。
実はこの山、2022年から仕組みがガラリと変わり、事前予約なしでは登れなくなりました。今回は名前の由来から知られざる軍事要塞としての過去、そして最新の予約事情まで、旅行前に知っておくと登山がぐっと面白くなる情報をまとめてご紹介します。
目次
ダイヤモンドヘッドという名前は「勘違い」から生まれた
ダイヤモンドヘッドという英語名は、19世紀にこの山を訪れたイギリス人船員たちが、火口付近で光る方解石(カルサイト)の結晶をダイヤモンドだと思い込んだことに由来するとされています。実際には宝石としての価値はまったくない鉱物で、いわば「幻のダイヤモンド伝説」から名付けられた観光地なのです。
一方、ハワイ語での正式名称は「Leʻahi(レアヒ)」。
「レア」は額、「アヒ」はマグロを意味し、稜線の形がマグロの背びれ、あるいは額に似ていることに由来するといわれています。英語名とハワイ語名でまったく異なる由来を持つ二重の呼び名は、ハワイの多くの観光地に共通する特徴でもあります。
約30万年前の噴火が生んだ山が、なぜ「要塞」になったのか
ダイヤモンドヘッドは今から約30万年前の火山噴火によってできた噴火口(タフコーン)で、現在は活動を休止した死火山です。転機が訪れたのは1904年、アメリカ連邦政府がこの土地を買い上げたこと。1908年から1943年にかけて、太平洋を見渡せる立地を活かした沿岸防衛の軍事拠点として要塞化が進められ、山中には合計5カ所の大砲砲台が設置されました。
登山道の途中に現れるトンネルや、山頂付近の薄暗い小部屋のような空間は、観光用に作られたものではなく、この軍事施設時代の遺構です。山頂までは327段の階段(コンクリート製・らせん状の狭い階段や急な木製階段を含む)を登る必要があり、これは軍が資材や人員を運ぶために整備したルートがベースになっています。
結局、この砲台が実戦で使われることは一度もなかったという、少し拍子抜けする裏話も残っています。
2022年からルールが一変。予約なしでは山頂に立てない
もっとも実用的な注意点はここです。ハワイ州外から訪れる旅行者は、公式サイトでの事前予約(入園チケットの購入)がないと入場できなくなりました。予約は訪問日の30日前から可能で、支払いはクレジットカードのみ受け付けています。
料金は1人5ドル(3歳以下は無料)、車で行く場合は駐車場代として1台10ドルが別途必要です。この駐車場予約は「2時間ごとの時間枠」制になっており、徒歩(トロリーやタクシーで来園する場合)のチケットは「1時間ごとの時間枠」で選ぶ仕組みなので、車で行くか徒歩で行くかで予約の取り方が変わる点は見落としがちなポイントです。
ちなみにハワイ州在住者は住所を証明できるIDがあれば予約不要で入場できるため、現地ツアーガイドと旅行者とで案内の内容が微妙に食い違うことがあるのはこのためです。
登山のベストタイミングは「早朝」、理由は日差しと混雑の両方
山頂までは片道約0.8マイル(約1.3km)、標高にして約175mを登るコースで、所要時間は片道40分前後、往復で1時間〜1時間半を見ておくと安心です。舗装された遊歩道からコンクリートの階段、急な木製階段へと道が変わっていくため、見た目以上に体力を使います。
おすすめの時間帯は開園直後の朝6時〜9時ごろ、もしくは日差しが和らぐ16時以降です。日中は照り返しの強い岩肌の上を歩くため気温以上に暑く感じやすく、日陰もほとんどありません。早朝であれば混雑を避けられるうえ、日の出の時間帯に合わせれば山頂からワイキキやカハラ方面の海岸線がオレンジ色に染まる景色を眺められます。
ただし早朝の人気時間枠は予約が埋まりやすいため、行きたい日が決まったら30日前予約が解禁され次第、早めに枠を押さえておくのが安心です。
ハワイ気分を登戸でも
ダイヤモンドヘッドの朝焼けを想像しながら、次の旅行までの時間を楽しむのもハワイ旅行の醍醐味のひとつ。
LEAF&BEANは「CONNECT WITH COMFORT」をコンセプトに、自家製グルテンフリースイーツや栄養バランスの良いフード、健康志向のドリンクを揃え、心地よく過ごせる空間をご用意しています。登戸駅から徒歩5分、旅の計画を立てながらほっと一息つく時間にぜひご利用ください。
まとめ
ダイヤモンドヘッドは「なんとなく登る定番スポット」で終わらせるにはもったいない、名前の由来にも歴史にも意外なドラマが詰まった場所です。
とくに2022年以降の予約制度は知らずに現地へ行くと入場できないケースもあるため、車か徒歩か、何時に登るかまで含めて事前に計画を立てておくと、当日をより快適に楽しめます。次のハワイ旅行の行き先候補にぜひ加えてみてください。