ハワイには絶景スポットが数多くありますが、その中でも観光ガイドブックに載らない、地元の人に人気がある穴場もたくさん存在します。
チャイナウォールズはそのうちのひとつ。オアフ島の東海岸にある、夕陽の絶景スポットです。
今回は、日本人観光客がまだ少ない、ローカルに愛される絶景の穴場スポット「チャイナウォールズ」を紹介します。
チャイナウォールズとはどのような場所か、現地での楽しみ方や訪問時の注意点などを説明しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
チャイナウォールズはオアフ島の東海岸にある岩壁
チャイナウォールズは、ローカルの間で有名な断崖スポットです。
正式名称はビーチパークとありますが砂浜はなく、小さな子どもや泳げない人が気軽にウォーターアクティビティが楽しめるといった場所ではありません。
素晴らしいサンセットが見られる場所としても高い人気があるため、夕方には込み合うこともありますが、基本的に地元住民の若者でにぎわっています。
溶岩と波が作った不思議な形の崖がくねくねと続いており、その様が中国の万里の長城に見えるということから「チャイナウォールズ」と呼ばれているそうです。
風が強く波が高い場所で、サーフィンスポットでもありますが、レベルとしては超上級者向けです。死亡事故や怪我人も出ているため、初心者の方は安易に試したりしないようにしましょう。
チャイナウォールズからはダイヤモンドヘッドが裏側から見えます。青い海とのコントラストが美しく、正面から見るのとは違ったダイヤモンドヘッドの姿が楽しめるでしょう。
通称:China Walls
正式名称:Koko Kai Beach Mini Park
住所:Hanapepe Place Honolulu, HI 96825
駐車場:なし
トイレ:なし
公式サイト:なし
※2024年9月現在での情報です。
専用の駐車場はなく、近くの路上「Hanapepe Loop」という通り沿いに縦列駐車します。
高級住宅地ではありますが、ローカルに人気のスポットであるため車上荒らしも出ます。
荷物は必ず持参するか、外から見えないようにしましょう。
チャイナウォールズの楽しみ方
チャイナウォールズでは以下のような楽しみ方ができます。
- 崖からクリフジャンプ
- サーフィン
- ピクニック
- 瞑想
崖からクリフジャンプ
チャイナウォールズの崖の高さはおよそ3m。
地元の若者たちはクリフジャンプ(飛び込み)で遊んでいます。飛び込んだあとは少し泳ぎ、波の力も借りて低い岩場をよじ登って戻ってくるため、ある程度の泳力と体力が必要です。
波が穏やかなときであれば、泳げる方なら日本人でも同様の楽しみ方ができます。
ただし、ライフガードはいませんので、ふざけたり誰かを押したりといったことはしなようにしましょう。
サーフィン
前述したように、チャイナウォールズの周辺は上級者向けのサーフスポットとして知られており、サーファーたちが波乗りを楽しんでいます。
リーフブレイクでとても良い波が立つ評判で、波が高い日はグーフィーの波(左側に割れる波)が迫力満点です。
ピクニック
岩の上にタオルケットを敷いて、のんびりと食事やおやつを楽しむ方もたくさんいます。
週末にはBBQをするグループも。岩の端からは十分離れ、美味しいものを食べて寛ぎましょう。
ただし、近くにはレストランや売店はありません。
ワイキキで食べ物をテイクアウトしてくることを忘れないようにしてください。
瞑想
岩の上は瞑想にぴったり。ヨガのアーサナ(ポーズ)をしている方もいます。
波の音や体に当たる風を感じながら行う瞑想は、格別の経験でしょう。
チャイナウォールズ訪問時の注意点
チャイナウォールズに行く際には、以下の4つの注意点を確認しましょう。
- シャワーやトイレなどはない
- 車上荒らしが出没する
- 波が高いときは端へ近寄らない
- サンダルが滑ることもある
シャワーやトイレなどはない
整備されたビーチではなく、住宅街にある岩場の海岸です。
トイレやシャワー、駐車場、ライフガード、BBQテーブルといった設備はまったくありません。
訪問前にはトイレを済ませ、飲料水は持参することをおすすめします。
車上荒らしが出没する
周辺にある住宅は一戸10億円ほどと言われる大邸宅ばかりですが、地元の人が集まるため車上荒らしが出没します。
車の中に荷物を置いたままにしないこと、そして貴重品の管理には注意を払うようにしましょう。
波が高いときは端へ近寄らない
波が高いときは、岩の端は濡れ、水にさらわれてしまうこともあります。
海に落ちると岩壁を文字通りよじ登る必要があるうえに、波によって岩へ激突すれば大けがをする可能性があります。
海で遊ぶつもりがない場合は、端へ近寄らないようにしましょう。
特に子ども連れの家族の場合は、絶対に子どもから目を離さないようにしてください。
サンダルが滑ることもある
車を停めてすぐのところにある公園から奥へ続く小道を下りていくと、チャイナウォールズが現れます。
その小道はとても滑りやすく急なので、下りるときには座った状態で少しずつ下りることがおすすめです。
さらに奥へ進む際には、岩が波で濡れて滑りやすくなっており、サンダルでは転倒する恐れもあります。
滑らないようにと変に力が入ると体を痛める可能性があるため、裸足で進むことも検討してください。
チャイナウォールズへの行き方
チャイナウォールズへは車で行くことになります。所要時間は25分ほど。以前はあったバスの路線が廃線になってしまったため、現在バスで行くにはバス停から30分の徒歩が必要になり、気力も体力も必要です。
そのため、できるだけタクシーやUber、レンタカーで向かいましょう。
- ワイキキからKalanianaole Hwy 72 を進み、Lunalilo Home Road に入る。
- Poipu Drive を左折し、Hanapepe Loop を右折する。
- この道沿いに駐車スペースを見つけて駐車する。
- Hanapepe Place を歩くと、端にチャイナウォールズへ下りる小道が出てくる。
- ワイキキから23番に乗ってハワイカイで1Lに乗り換える。
- ココマリーナセンター前で下車する。
- 30分ほど歩くとチャイナウォールズに着く。
周囲は高級住宅地です。
マナーを守り、住民の方に配慮しましょう。
チャイナウォールズで絶景を楽しもう!
海岸線の幾重にも重なった岩が中国の万里の長城を連想させることから「チャイナウォールズ」と名付けられているのは、ココ・カイ・ビーチ・パークです。
ただし、ビーチパークとは言っても岩ばかりで、砂浜はありません。サーフィンやクリフジャンプなどを楽しむ地元の若者を中心に人気があります。
また、サンセットが美しいと有名な場所でもあるため、夕刻の絶景をみに、ぜひ立ち寄ってみてください。
地元の人々は気軽に遊んでいますが、見た目よりも波が強く、簡単に流されてしまうと言われています。泳ぎに自信がある方以外は、飛び込まないようにしてくださいね。
訪問の際には安全に注意を払い、絶景と気持ちの良い風、いつもとは違う表情を見せるダイヤモンドヘッドを楽しみましょう。
▼参考サイト