オアフ島ホノルルにはさまざまな観光スポットがありますが、中でも老若男女問わず人気が高いのが「ホノルル動物園」です。
ワイキキからのアクセスもよく、広大な土地でゆったり動物たちを観察したり、美味しい食事を用意してピクニックをしたりと、1日中家族で楽しめます。
この記事ではホノルル動物園の詳細や魅力、必見の動物や注意事項などについて解説します。
ホノルル訪問の際にはぜひ訪れてみてください。
目次
ホノルル動物園は家族でゆったり楽しめる観光スポット
ホノルル動物園はワイキキの繁華街から大変近い場所にある、ハワイきっての動物園です。
カピオラニ公園の北にあり、広さは42.5エーカー(0.17㎢)と広く、1200頭以上、約900種の動物を飼育しています。
動物園の管理運営をしているのは、ホノルル市郡のエンタープライズ・サービス部です。
ホノルル動物園には広い芝生や子供の遊び場もあり、ダイヤモンドヘッドの雄大な姿がのぞめるため、ピクニック目的でも人々が集まります。
年間約60万人が訪れる、ファミリーに人気の観光スポットです。
ホノルル動物園の情報
正式名称:ホノルル動物園(Honolulu Zoo)
住所:151 Kapahulu Ave, Honolulu, HI 96815
開園時間:9:00~16:00(最終入場は 15:00)
休園日:12月25日
入園料:大人(13歳以上)21$、子供(3~12歳)13$、2歳以下は無料
駐車場:有り
トイレ:有り
ベビーカーや車いすの貸し出し:有り
公式サイト:https://www.honoluluzoo.org/
※2024年現在までの情報です。訪問前には必ず公式サイトを確認しましょう。
ホノルル動物園への行き方
ワイキキの中心からは徒歩で20分ほど、東に歩けば着きます。パキ・アベニュー沿いのカピオラニ公園の中です。
バスを利用する場合は、ワイキキのクヒオ通りから2番・8番・20番・23番・42番・E番のいずれかのバスに乗りましょう。
下車するバス停は「Kapahulu Ave + Kalakaua Ave」です。
ホノルル動物園の歴史
ホノルル動物園は、元々ハワイ王族が持っていた土地にあります。
1876年にハワイ王国の第7代カラカウア王が、公共のために国民に土地を開放したことが始まりでした。
開放された300エーカーの広大な土地は整備され、1877年にカラカウア王の妃であるエスター・カピオラニ王妃にちなんで「カピオラニ王妃公園」と命名されました。
カラカウア王は異国の鳥をコレクションしていましたが、公共公園となってからもそれらの珍しい鳥などを公園で飼育し続けており、それが動物園につながったとされています。
1896年に公園として正式に認定され、1914年からはホノルル市郡が管理をすることになりました。
1947年に「ホノルル動物園」として再整備され、現在の原型が作られます。
そして徐々に鳥類、哺乳類、爬虫類など動物を増やしていき、1990年代以降は「より自然環境に近い展示方法」へと切り替えて、現在に至ります。
ホノルル動物園の魅力や必見の動物
ホノルル動物園は、特にファミリー層に大変人気があります。
子どもの遊び場や子ども用動物園(ケイキ・ズー)、オムツ替え台が完備されたトイレなど、小さい子ども連れの家族にはとても楽しく優しい場所です。
日本の上野動物園と同じ程度の広さがありますが、ゆったりと回れば半日は楽しめますよ。
園内にはクジャクが放し飼いされているため、タイミングがよければ羽を大きく広げた姿が見られることも。触らないようにして観察してみてください。
園内の人気エリアは「アフリカンサバンナ」エリアです。動物園の最奥にあるエリアで、大型動物がたくさんいます。
そしてぜひ見てほしいのが、ハワイ固有種の鳥「ネネ」と
インドネシアに生息するトカゲの一種「コモドラゴン」です。
ネネはハワイ島、マウイ島、カウアイ島に生息する鳥で、ハワイの州鳥でもあります。
食用による乱獲や外来動物による捕食などで数が減り、現在は国際保護鳥にも指定されています。
コモドラゴンはかつて上野動物園にいたことがあったそうですが、現在、日本の動物園では飼育されていません。
猛毒や口内細菌を使い、牛やイノシシなどに噛みついて仕留める獰猛な動物ですので、ぜひ見てみてください。
動物園内にはカフェやフードスタンドもあり、食事や冷たいアイスクリームなどが食べられます。
暑いため、休憩を取りながら楽しみましょう。
初めての方はツアーの利用もおすすめ
ホノルル動物園にはモーニングツアーやガイドツアー、トワイライトツアーがあります。
効率よく園内を回ったり動物たちの説明が欲しいという方は、ツアーに参加してみましょう。
いずれのツアーも公式サイトから申し込みが必要で、別途ツアー代がかかります。
【モーニングサファリツアー】
・毎週土曜日の開園前8:30~10:00
アフリカンサバンナを含む人気エリアをめぐるツアーで、キリンへの餌付けもできます。
【ガイドツアー】
・毎日10:00~15:00までで所要時間は45分から1時間程度
サバンナエリアなど4つのルートから見たいものを選択します。
入場料とは別で1ツアーあたり75$必要です。
【トワイライトツアー】
・毎週土曜日の閉園後10月~3月は16:00~18:30 / 4月~9月は17:30~19:30
2時間かけて園内をガイドと一緒に回ります。歩きなれた靴で飲み物をもって参加するようにしましょう。
大人(13歳以上)30$、子ども(3〜12歳)25$が必要です(2歳以下は無料)。
ホノルル動物園を訪問する際の注意点
ホノルル動物園での注意点は以下の通りです。
- 持ち込み禁止を守る
- 動物たちの家であると認識し尊重する
- 日焼け対策をしっかりする
- 有料の駐車場ではおつりが出ない
持ち込み禁止を守る
以下のものは動物園に持ち込みできません。
- 風船
- ボール
- 自転車
- フリスビー
- 凧
- スケートボード
- 三輪車
- ペット
- ラジオ
芝生がありますが、運動場やピクニックのように使ってよいということではありませんので注意しましょう。
動物たちの家であると認識し尊重する
動物園は動物たちの家です。餌をやったり、叫んだり、からかったり、しつこく追い回したりしないようにしましょう。
また、子ども動物園以外では、基本的に動物には触れてはいけません。
日焼け対策をしっかりする
ハワイは日差しが強く、日中は暑くなります。日焼け止めを塗り、帽子をかぶるなどの対策を行いましょう。
また、日中は暑くて動物たちもあまり動きませんので、訪問は午前中か夕方がおすすめです。
有料の駐車場ではおつりが出ない
動物園に一番近い駐車場は公共の駐車場で有料です。1時間1.50$で前払い制、4時間分まで支払えます。クレジットカードや現金で支払いができますが、現金の場合はおつりがでませんので注意してください。
ホノルル動物園を目一杯楽しもう!
地元住民だけでなく世界中からの観光客にも人気があるホノルル動物園は、ゆったりした雰囲気の中、動物たちの自然な姿が観察できる場所です。
珍しい動物や絶滅危惧種にも会えますので、オアフ島観光の途中で立ち寄ってみてください。
訪問時はルールを守り、暑さ対策を万全にすることを忘れないようにしましょう。