- 日本との違いが大きいハワイの法律やマナーについて解説
- 罰金やトラブルを避けるためのルールを解説
どこの国にもその国のルールやマナー、独自の文化があるものですが、人気の旅行先であるハワイにも、独自の法律やルールがあります。
珍しい法律やルールは覚えやすいものですが、自国では法律違反にならない・マナー違反にならない行動は、つい無意識にやってしまいがちですよね。
そこで、この記事では日本では問題なくても、ハワイでは法律・マナー違反となること、ハワイでのルールやマナーについて知っておくべきものなどを解説します。
ハワイへ行く方はぜひ、ハワイの法律やルール、マナーを確認して、安全で快適なハワイ旅行を満喫しましょう。
目次
日本はセーフでもハワイではNG!守るべきハワイの法律
日本と法律も変わります。
まずは日本人にとってはよくやることでも、ハワイでは法律違反となる事柄についてみていきましょう。
- ギリギリ横断
- ジェイウォーク
- 歩きスマホ(デジタルデバイス)
- 子どもの放置
- 飲酒喫煙の年齢
- 洗濯物を外で干す
- 車での交通ルール
ギリギリ横断
ギリギリ横断とは、信号が点滅を始めてから横断歩道を渡りだす行為です。
日本では「青信号が点滅していようとも青信号のうちに渡り始めた場合セーフ」と速度を速めずに歩く方もいますが、ハワイでは信号点滅時の横断は禁止されています。
旅行者でも取り締まりの対象になるため、くれぐれも点滅信号では渡らないようにしましょう。
ジェイウォーク
ジェイウォークとは横断歩道のない車道を渡る行為のことです。
信号機がある場所まで行かずに車の往来を確認して道路を渡る行為は、日本ではしばしば目にする行為ですよね。
しかし、ハワイでは違法にあたり、130〜150$の罰金が科せられます。
車が走る道路では、横断歩道を利用するようにしましょう。
歩きスマホ(デジタルデバイス)
ハワイでは、いわゆる「歩きスマホ」だけでなく、携帯電話、タブレットやデジタルカメラ、ゲーム、パソコンなどの電子機器を操作しながら道路を横断することも禁止されています。
罰金は初回で15〜35$、1年以内の2回目で35〜75$となり、1年以内に3回目で75〜99$に膨らみます。
電話を使った単なる通話はOKですが、画面を見るとアウトです。
子どもの放置や体罰
子どもをひとりで車内や室内に残して5分以上「留守番」をさせること、また、トイレにひとりで行かせることなどは禁止されています。
年齢に線引きはありませんが、概ね13歳くらいまでです。
また、たとえしつけであっても子どもを叩くなどの行為は児童虐待として扱われます。
周囲の人が「子どもの安全が守られていない」と判断すると、すぐに通報されてしまいます。日本では普通のことでもハワイでは注意が必要です。
飲酒喫煙の年齢
ハワイでは、飲酒喫煙ができるのはどちらも21歳からです。
ビーチや公園、路上などでの飲酒は罰則の対象となります。また、お酒を裸で持ち歩いてもいけません(袋に入れていればOK)。
特に飲酒運転は非常に厳しい罰が与えられるため、絶対にしないようにしましょう。
ハワイでは喫煙に許可がでているエリア以外では、電子タバコを含む一切のタバコ製品の使用が禁じられています。子どもが乗車している車内での喫煙もアウトです。
禁煙エリアでの喫煙は100 $〜500$の罰金が科せられます。
洗濯物を外で干す
ハワイでは、景観を損なわないため、ホテルのベランダに洗濯物を干すことが禁止されています。
ワイキキでは一般家庭でも外に洗濯物を出してはいけない地域があるほどです。
濡れたタオルを干したいといった場合などは、室内干しにするか乾燥機を使いましょう。
車での交通ルール
ハワイでは交通ルールも日本とは異なります。
右側通行であることや、日没から30分はヘッドライトの点灯が義務化されていること、運転中はハザードランプ点灯が禁止されていることなど、ルールを確認してからレンタカーに乗るようにしてください。
また、車に乗っている間はすべてのデジタルデバイスの利用が禁止です。スマートフォンのみならず、カメラやゲーム機もNGで、信号待ちの間でも禁止となっています。
ハンズフリーでのナビ利用と緊急時の911通話以外は触らないようにしましょう。
また、18歳以下の子どもは助手席には座れません。後部座席でシートベルトの着用が義務付けられています。
ちなみに、ハワイではスクールバス優先という交通ルールがあります。黄色いスクールバスが停車しており、子どもたちが乗り降りしている場合は、絶対に追い越してはいけません。
ハワイ特有のルールとマナー
以下は、ハワイ特有のルールとマナーの代表的なものです。
- 野生動物への接触禁止
- サンゴへの接触や販売・砂の持ち帰り禁止
- 有害成分の入った日焼け止めの使用禁止
- 前向き駐車
- レイは断らない
- 溶岩や黒砂は持ち帰らない
野生動物への接触禁止
ウミガメやハワイアン・モンクシール、イルカ、アシカ、野鳥などを触る行為は禁止です。餌付けもしてはいけません。違反すると高額な罰金が発生します。
ウミガメとは半径3m以上の距離をとるようにしましょう。
ハワイアン・モンクシールの場合は半径15m以上の距離が必要です。大体はビーチに注意書きがあるため、それを確認して動物から距離を摂るようにしてくださいね。
参考:Hawaii Ocean Ambassadors「Sea Turtles can I touch or ride them?」
サンゴへの接触や販売禁止
美しくてつい手にしたくなりますが、サンゴの持ち帰りや接触、販売も禁止されています。ちなみに、ビーチの砂の持ち帰りも禁止です。
特にワイキキのビーチは定期的に砂を足す「人工的な白砂」であるため、旅行者が持ち帰ることによってビーチの面積が減ってしまうというのが理由です。
有害成分の入った日焼け止めの使用禁止
2021年1月に施行された「日焼け止め規制法」により、オキシベンゾンとオクチノキサートという成分はサンゴにとって有害であるため、使用を禁止されています。
日焼け止めは成分を確認してから使うか、現地で調達するようにしましょう。
前向き駐車
ハワイの駐車場は、基本的に頭から突っ込んで停める様に作られています。
そのために白線が斜めにひかれているのですね。無理やりバックで駐車しないようにしましょう。
レイは断らない
美しいお花や植物で作られたレイは、敬愛の念や感謝の気持ちがこもったギフトです。いただいたレイを断ることは非礼にあたり、笑顔で受け取るのがマナーとなります。
ただし、万が一アレルギーなどがある場合は、控えめに外してお詫びをしましょう。
溶岩や黒砂は持ち帰らない
ハワイの溶岩や黒砂をお土産として持って帰ってしまう方がたくさんいますが、持ち帰らないようにしましょう。
神聖な場所にはパワーが宿ります。特にキラウエア火山の溶岩などは、持ち帰ると災いが起こると言われています。
法律やルール、マナーを守って楽しい滞在を!
それぞれの国には特有の法律があります。世界中から観光客が押し寄せるハワイでは、ハワイの文化・風習・人々を守るため、違反者への罰則は厳しいと言われています。
せっかくの旅行で罰則や罰金、禁錮となったりしないように、予めハワイの法律やルール、マナーについて調べていくようにしましょう。