2026年スタート「ハワイのグリーンフィー」って何?旅費への影響について解説

2026.7.3
2026年スタート「ハワイのグリーンフィー」って何?旅費への影響について解説

「そろそろハワイ旅行の計画を」と検索を始めた方、2026年からハワイの宿泊費まわりに小さな、でも見逃せない変化が起きているのをご存じでしょうか。

その名も「グリーンフィー」。全米で初めてハワイ州が導入した気候変動対策のための税金で、知らずに現地で明細を見て「あれ、思ったより高い」と戸惑う人も少なくないようです。

今回は、この新制度の中身と、旅費への実際の影響、そして集められたお金が何に使われているのかを、できるだけ具体的な数字とともに掘り下げてみます。

「グリーンフィー」とは何か。2026年1月からの新ルール

グリーンフィーは、ハワイ州のジョシュ・グリーン知事が2025年5月に署名した「Act 96」という法律に基づく制度で、2026年1月1日から施行されています。

仕組みとしては新税が新設されたわけではなく、ハワイ州が宿泊施設に課してきた州宿泊税(TAT)を10.25%から11%へ0.75ポイント引き上げ、その増加分を気候変動関連のプロジェクトに充てるというものです。

全米の州レベルでこうした「観光客に気候対策費を負担してもらう」制度を導入したのはハワイが初めてとされ、2023年のマウイ島ラハイナ大火災を経験した州として、防災と環境保全の両方を旅行者と分かち合う狙いがあるといわれています。

旅費は実際いくら増える?宿泊税とリゾートフィーの内訳

「0.75%」と聞くと大した額ではなさそうですが、実際の負担感を数字で見てみましょう。ハワイ州観光局のデータによると、2024年の州内平均宿泊料金は税抜きで1泊約365ドル(約5万2,800円)。

この場合、グリーンフィー分の値上げは1泊あたり約2.7ドル(約390円)程度の追加負担にとどまります。ただし見落としがちなのは宿泊費にはこの他にも州宿泊税11%、各島独自の宿泊税3%、州の一般消費税4.712%が重なり、合計するとおよそ19%もの税金が加算されるという点です。

さらにホテルによっては「リゾートフィー」と呼ばれる施設利用料が1泊数十ドル別途上乗せされることも多く、Airbnbやヴィラなどの個人向け貸別荘(バケーションレンタル)も同じ宿泊税の対象になるとされています。予約サイトの表示価格だけで予算を組むと、現地での総額に驚くことになりかねません。

クルーズ船は据え置き?法廷闘争のゆくえ

実はこの制度、当初はハワイに寄港するクルーズ船の乗客にも同じ税率を適用する予定でした。しかしクルーズ船業界団体CLIA(Cruise Lines International Association)が「乗客を不当に狙い撃ちしている」として州を提訴し、連邦控訴裁判所がクルーズ分の課税を一時差し止める決定を下しています。

CLIA側の試算では、ハワイ諸島間を7日間クルーズするノルウェージャン・クルーズラインの「プライド・オブ・アメリカ」号の場合、乗客1人あたりすでに約200ドルの港湾使用料や税金を支払っているところに新税が加わると1人約350ドルまで膨らみ、4人家族なら合計1,400ドルもの税負担になりうるとされていました。

2026年6月時点では係争中のため、クルーズ旅行に関してはグリーンフィーはまだ適用されていない状態です。裁判の行方次第では今後変わる可能性があるため、クルーズでハワイへ渡る予定がある方は最新情報の確認をおすすめします。

集められた税収は何に使われているのか

グリーンフィーによる増収分は、ハワイ州の試算で年間およそ1億ドル(約140億円超)にのぼるとされ、サンゴ礁の再生、ビーチの浸食対策、外来種の駆除、森林再生、そして山火事に備えた防火帯の整備など、マウイの経験を踏まえた気候変動対策プロジェクトに配分される計画です。

一方で、現地メディアHawaii Public Radioの報道では、実際に資金が配分されたプロジェクトの一部について「首をかしげたくなるようなものもある」と、使途の妥当性に疑問を呈する声も紹介されており、制度が始まったばかりということもあって運用面はまだ手探りの部分があるようです。

世界の環境協力金と比べてみると

観光客に環境保全費用を負担してもらう仕組みは、実はハワイが世界初というわけではありません。太平洋の島国パラオでは2018年から「プリスティン・パラダイス環境税(PPEF)」として、入国時に航空券とあわせて100ドルを徴収し、さらにパスポートに「パラオ・プレッジ」という環境保護の誓約スタンプを押す仕組みを導入しています。バリ島でも渡航者全員に一律の観光税(15万ルピア、日本円で1,000円台)の支払いが義務付けられています。

ハワイのグリーンフィーは既存の宿泊税に上乗せする形である分、旅行者にとっては「気づきにくいが着実に負担が増える」タイプの制度だといえそうです。

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グリーンフィーの背景にあるのは、美しい自然環境を次の世代にも残したいというハワイの人々の思いです。そうした「自然や体にやさしいものを大切にする」感覚は、実はLEAF&BEANが大切にしている考え方とも重なります。

当店では自家製のグルテンフリースイーツや栄養バランスを考えたフード、体にやさしいドリンクを通じて、「内側からの健康」をコンセプトに、心地よくくつろげる時間をご提供しています。次のハワイ旅行の計画を練りながら、登戸でひと足先にゆったりとした島時間を味わってみませんか。

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まとめ

2026年から始まったハワイのグリーンフィーは、1泊あたりの負担額だけを見れば数百円程度とささやかですが、その背景にはマウイの山火事や環境破壊という深刻な課題があります。宿泊税・消費税・リゾートフィーを合わせるとハワイの宿泊費には想像以上に税金が重なっていること、そしてクルーズ船への課税は現在も法廷で争われていることを知っておくと、旅行の予算計画がぐっと立てやすくなるはずです。

制度の行方を追いながら、次のハワイ旅行に向けて情報をアップデートしていきましょう。そして旅の準備期間中は、ぜひLEAF&BEANでハワイに思いを馳せるひとときをお楽しみください。

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