ハワイは自然豊かで数々の素晴らしい眺望で多くの人々方を魅了し、世界に多くのハワイファンがいます。
独特の文化を持つハワイですが、その雰囲気やフィーリングも好まれハワイアンインテリアと呼ばれるカテゴリーもあるほどです。
ハワイアンインテリアは部屋の雰囲気を穏やかにするでなく、部屋をおしゃれに見せることや癒しの空間を作ることができます。
この記事では、ハワイの雰囲気を自宅でも楽しめるハワイアンインテリアの特徴、取り入れやすいハワイインテリアやアイテムについて解説していきます。
目次
ハワイアンインテリアの特徴
お部屋をハワイや南国のような雰囲気にするには、まずハワイアンインテリアの特徴を理解することから始めると良いかもしれません。
以下からハワイアンインテリアの特徴を解説していきます。
- ラタンを利用した家具
- ウォーターヒヤシンスを利用した家具
- アースカラーを取り入れる
- 古材風や古材を利用した家具
- ロースタイルで抜け感を出す
ラタンを利用した家具
ラタンとは、主に東南アジアの熱帯雨林、亜熱帯、熱帯地域のジャングルに自生するヤシ科の蔓性の植物です。
頑丈で耐久性があり、通気性や吸湿性が良く、しなやかな特性を活かして雑貨や家具など様々なアイテムに利用されています。
ラタンは日本名で「籐(とう)」と呼び、日本でもラタンを利用した小物や家具が多く作られていますので、馴染みのあるものかもしれません。
ラタンを利用した家具は、椅子やソファ、引き出しや棚など様々あり、ラタン特有の格子状に編み込んだ模様は南国やハワイの雰囲気を出しやすくなります。
アースカラーと原色の導入
ハワイアンインテリアにはアースカラーがよく使われています。
アースカラーとは「海」や「砂浜」、そして「植物」「大地」など自然界に存在する色のことです。
コーラルやダークブラウン、グレージュ、サンドベージュなどをベースにすることで、素朴さと鮮やかさが共存するハワイアンテイストの雰囲気なお部屋に近づくことができます。
南国を象徴するトロピカルな雰囲気を出す方法は、アースカラーを基調とした上で差し色に鮮やかなブルーやイエロー、レッドなどの原色を使うことでより、雰囲気を高めることができます。
クッションやカーテン、壁に掛けるファブリックなどに原色を取り入れていきますが、その際に青なら青、黄色なら黄色、赤なら赤など決めた色で統一するようにしましょう。
ちなみにハワイ諸島では、それぞれの島を象徴するカラーがありますので、好きな島がある方はそれを参考に色を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
オアフ島:イエロー
マウイ島:ピンク
ハワイ島:レッド
カウアイ島:パープル
モロカイ島:グリーン
ラナイ島:オレンジ
古材風や古材を利用した家具
古材や天然素材の家具を置くと、とたんにハワイや南国のような雰囲気に近づきます。
よりお部屋をハワイアンテイストしたいのであれば、雰囲気が異なるアイアンやセラミック家具などのような無機質な家具を使わないことをおすすめします。
天然素材ではチーク、アカシアウッド、マホガニーなどの樹種を使った家具が人気です。ただし家具の選び方によってはハワイアンではなくアジアンになるため、木目が出ているものや家具の形に注意してみてください。
ロースタイルな家具
風が家中を吹き抜け、ふと力が抜けていくような解放感がハワイアンインテリアのキーワードです。
背の高い家具を置くと視界が遮られてしまい、”抜け感”をかんじにくくなってしまいます。
部屋の中を心地よい風が吹き抜けるようにロースタイルを意識すると、家具の高さや配置がイメージしやすくなります。
ハワイにいるみたい! インテリアで雰囲気を出す取り入れやすいアイテム
ハワイアンスタイルを手っ取り早く出すためには、アイテムを上手に使うことが近道です。あるだけでハワイを連想させる、以下のようなアイテムを積極的に取り入れてみてくださいね。
- 観葉植物
- シーリングファン
- 植物柄のカーテンやファブリック
- 流木や貝殻
観葉植物
南国ハワイをイメージするのは葉の大きな観葉植物です。
モンステラやオーガスタ、パキラなど、日本の100円ショップでも購入できる植物もあります。
人が集まる居間やお迎えする玄関などには、ひとつ大きな観葉植物の鉢を置いてみましょう。一気に南国感が増します。
▼ハワイテイストの観葉植物については以下の記事で詳しく解説しています。
シーリングファン
ハワイアンなお部屋にはシーリングファンの導入がおすすめです。
部屋の天井にシーリングファンがあるだけでよりリゾート感がプラスされるうえに、部屋の空気を循環させられるため実生活での大きなメリットもあります。
またシーリングファンだけを取り付けることが難しい場合は照明付きのシーリングファンもありますので、条件に合わせて導入しましょう。
植物柄のカーテンやファブリック
大柄でカラフルなカーテンやファブリックを取り入れると、部屋が華やかになり、スマートに南国を演出することができます。
ハワイアンスタイルではモンステラ柄やハイビスカス柄、タートル(亀)柄などがおすすめです。
大柄でカラフルなカーテンを取り入れるのはハードルが高いと感じる方は、まずは取り入れやすいクッションカバーや絵などから柄物に変えてみてはいかがでしょうか。
▼ハワイの伝統模様について以下の記事で詳しく解説しています。
流木や貝殻
美しい海に囲まれたハワイを思い出させる、流木や貝殻などを飾るのもよいでしょう。
少し大きくなりますが、サーフボードを飾ると一気に海辺の雰囲気になります。
参考サイト:~ハワイアンインテリアで毎日に癒しを~ハワイの風を感じるコーディネート方法&実例紹介 | a.flat
ハワイの伝統建築様式ラナイ
お部屋をハワイアンテイストにする他に、家屋でもハワイアンな雰囲気を出すことができます。
ハワイではラナイと呼ばれる伝統建築様式があります。
「ラナイ」とはハワイの建築用語で、家の外に面したスペースを屋根で覆った場所を指します。
ハワイの伝統的な大きな家では、家の外に面したところを板張りにし、屋根をつけてオープンな場所を作ります。
見た目は日本での「ベランダ」に近いものですが、用途としては「縁側」に近い使い方をしています。
ラナイの種類
ラナイには「オープン・ラナイ」と「クローズド・ラナイ」の2つがあります。
オープン・ラナイは伝統的なもので、板張りにした家に面した野外スペースを屋根だけで覆ったもの。
椅子などを置いてリラックスできる場所であるうえに、雨が多い時期には雨除けの場所としても使えます。多くの場合玄関前にあり、道行く人から見える場所です。
クローズド・ラナイは家の外に面した場所を、屋根だけでなく金網と窓、簡単な壁などで囲んだもののことです。
人目につかないアウトドアリビングとしても使いますが、夏場には寝室にしたり、子どもの遊び場にしたりもします。
日本でラナイのような空間を作るには?
ラナイはリビングほどの大きなスペースと、屋根や一部壁などの構造物が必要です。
そのため一般的な日本の既存戸建て住宅では再現が難しいのですが、ベランダを似たように作ることはできます。以下のことを試してみてください。
- ウッドパネルや板を敷く
- シェードやフェンスで囲む
- 椅子やテーブルを置く
ウッドパネルや板を敷く
日本のベランダの多くはコンクリートでできているため、裸足で歩くようにはできていません。
リラックスできる空間作りには、裸足で気軽に出入りできることが重要です。そこで、ベランダにウッドパネルや板を敷いてみましょう。タイルを敷き詰めても素敵ですね。
シェードやフェンスで囲む
人目や紫外線をしっかりガードするために、シェードやフェンスで囲んでみましょう。季節のうつろいを感じつつ、人目や紫外線にさらされない空間が出来上がります。
空間に余裕があれば、人目除けには大きめの観葉植物を置くこともおすすめです。
椅子やテーブルを置く
椅子やテーブルをおき、お茶やコーヒーなどを飲めるようにしてみてください。
ただし、家具はベランダに出しっぱなしにすると雨風にさらされ劣化が早くなります。
そのため、椅子やテーブルは折りたためる簡易なものがおすすめです。
オシャレで大きな野外家具は劣化した後の処分に手間がかかることもあるため、最初は簡易のものから試してみましょう。
外にでてお茶を飲むときだけ、お気に入りのファブリックで飾ってリラックス感を上げてみてくださいね。
ハワイアンインテリアでくつろげる部屋作りを!
大自然に包まれた穏やかさ、そして南国の鮮やかで明るい雰囲気を感じさせるハワイアンインテリアは、日本でも大人気です。
ハワイの家具に多い天然素材の家具を使ったり、壁紙やカーテンなどに植物の柄を入れてみたりすることで一気にハワイ感が増しますが、貝殻を飾るといった小さなことでも南国風にはできます。
自分が最高に楽しい気分に、そしてリラックスができるハワイアン空間を、ぜひ予算内で作りあげて楽しんでください。きっと毎日の幸福度が上がることでしょう。
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