美しい大自然に抱かれたハワイは、世界中で有名なビーチをいくつも持っていますが、オアフ島のハナウマ湾もそのひとつ。
透明度が抜群、サンゴ礁が色鮮やかで、訪れる人を笑顔にさせる素敵なビーチです。
この記事ではハナウマ湾を訪れる前にチェックしておきたい情報を解説します。
ハナウマ湾の概要や楽しみ方、訪問時の注意点などについて紹介しますので、確認してくださいね。
目次
ハナウマ湾はオアフ島が誇る美しいビーチ
ハナウマ湾はオアフ島の東海岸の、ワイキキから東へ約10㎞のところにある美しいビーチです。
全米ベストビーチランキングで1位に2回輝いたことがある湾で、シュノーケリングスポットとして絶大な人気を誇ります。
注目すべきは水の透明度の高さ! 砂浜から目視で魚がはっきり見えるほどです。
名前のハナウマはハワイ語で「曲がった湾」という意味で、フックのように曲がった特徴的な形をしています。
ハナウマ湾はかつて神聖な場所とされ、昔はハワイの王族以外の立ち入りが禁止されていました。
【ハナウマ湾詳細】
- 名称:ハナウマ湾自然保護区(Hanauma Bay Nature Preserve)
- 所在地:100 Hanauma Bay Rd, Honolulu, HI 96825
- 営業時間:水曜日から日曜日 06:45~16:00
- 定休日:月曜日と火曜日
- 入場料:一人25ドル(12歳以下の児童、ハワイ市民、軍関係者、州内の学校に就学中の学生は無料)
- 公式HP:https://hanaumabaystatepark.com/
海を守るために規制がある
以前は観光客も制限なしに受け入れていたハナウマ湾ですが、観光客が増えて水質が悪化してしまいます。
そこで、生態系を守るために自然保護区に指定され、さまざまな規制がスタートしました。
現在は、以下のような規制があります。
- 魚への餌やり禁止
- サンゴ礁や海洋生物を触る・踏むことは禁止
- 足ヒレで海底の砂を巻き上げること禁止
- サンゴに有害な成分が入った日焼け止めの使用禁止
ハワイでは、紫外線吸収剤のオキシベンゾンとオクチノキサートが含まれた日焼け止めの販売や使用が禁止されています。
持参した日焼け止めがOKかどうかわからない場合は、現地で日焼け止めを買うようにすると安心です。
現在はオンライン予約システムを導入
環境保護のために規制が入った後、コロナウィルスのパンデミックによりさらに公園が閉鎖されました。
ビーチに人が入らなくなった結果、ウミガメの産卵が見られるようになったほか、水の透明度が約42%も高まるなど海洋環境の再生につながったため、現在は規制がさらに強化されています。
ハワイ州は2021年の7月より入場料を値上げし、25ドルに変更。1日に入場できる人数も制限しました。さらに、2021年4月にはオンライン予約システムを導入しています。
そのため以後は入場に予約が必要になりましたが、2023年7月からは「ハワイ州外からの観光客のみ予約が必要」に変更されました。
▼ハナウマ湾のオンライン予約サイトはこちら
Hanauma Bay Nature Preserve – Parks & Recreation
ハナウマ湾の楽しみ方
ハナウマ湾の楽しみ方は、次のようなものがあります。
- シュノーケリング
- ダイビング
- ビーチ遊び
- 芝生でピクニック
- 展望台やお土産屋さん
シュノーケリング
ハナウマ湾は入り江のため波が比較的穏やかで、初心者でもOKなシュノーケリングスポットです。
シュノーケリングセットのレンタルは現地でもありますが、レンタルの場合はクレジットカードや免許証などと補償金が必要で、費用は高めです。
ABCストアなどで安価に購入する方法もあります。
ダイビング
透明感が高いため、ダイビングを楽しむ方も多くいます。
ダイビングをするには、何等かのツアーへの参加が一般的です。
日本語ガイドが同行するツアーも多数ありますので、言葉に不安がある方は日本語OKのツアーを選びましょう。
ビーチ遊び
もちろんビーチ遊びもおすすめです。
透明度の高い海を眺めながら、砂浜でまったり遊ぶのも良いですね。
中にはボールを持っていき、ビーチバレーをしている人々もいるようです。
芝生でピクニック
食べ物や飲み物を持参して、芝生部分でピクニックをすることも人気です。
ハナウマ湾には砂浜部分だけでなく芝生部分もあるため、ピクニックやヨガ、読書などをして思い思いに過ごしている人がたくさんいます。
展望台やお土産屋さん
ハナウマ湾の隣、湾一体を見下ろせる場所に、展望台があります。
駐車場に入ってすぐの階段を上ったところにあるため、素晴らしい風景と気持ちの良い風を楽しみに行ってみてください。
また、ビーチの入口にある「Bay Rock Cafe」という売店では飲み物や軽食が販売されています。
ただし昼間には込み合うため、事前に食べ物・飲み物は準備しておくことがおすすめです。
自然環境が学べる海洋教育センターもあります。ハナウマ湾の歴史や、環境を守るために具体的にはどのような活動をしているのかなどを学べますよ。
さらに、センター内には子ども向けの学習教材やアクセサリー、マグカップなどのお土産も販売されているため、買い物にも便利です。
ハナウマ湾を訪問時の注意点
ハナウマ湾を訪問するときの注意点について、確認しておきましょう。
- 予約は必ずする
- 必要なものはすべて持っていく
- 危険なエリアには入らない
予約は必ずする
前述したように、観光客はオンライン予約が必須です。
当日にビーチで入場券の購入もできますが、入場には人数制限がかかるため、必ず入れるわけではありません。
入場予定の2日前から予約可能になるので、確実に入れるように予約しておくことがおすすめです。
ハナウマ湾予約サイト:https://pros8.hnl.info/hanauma-bay
必要なものはすべて持っていく
ハナウマ湾には他のビーチのように、近くに大型のショッピングセンターがありません。
シュノーケリングについてはビーチにある店でレンタルできるものの、品数も少ないため、基本的には自分で準備する必要があります。
タオルやビーチパラソルなどの貸し出しも、基本的にはありません。
シュノーケルやパラソル、タオル、飲食物や遊び道具などは、自分で持っていくようにしましょう。
ロッカーは有料(大で1日12ドル、出し入れ自由)、シャワーは無料で借りられます。
危険なエリアには入らない
ハナウマ湾は基本的に波が穏やかで透明度が高く、危険は少ない場所ですが、海で遊ぶときに注意しなければならない箇所があります。
砂浜にあるライフガードの監視塔前から海の沖につながる部分で、離岸流(Rip Currents)と呼ばれる場所です。
離岸流とは、砂浜側から沖に向かって流れる急な海流があるところ。
シュノーケルなどに夢中になって近づくと、急な流れで一気に沖まで連れていかれそうになり、パニックを起こして溺れてしまうリスクがあります。
現地でも赤いコーンや看板で注意を喚起しているため、その近くには寄らないようにしましょう。
神聖なハナウマ湾を計画的に楽しもう
かつては王族しか立ち入りできなかった、神聖なハナウマ湾。
一時環境が悪化していましたが、コロナ禍で一度閉鎖、再開後には規制も強くなったため、現在は高い透明度が戻った美しいビーチです。
観光客はオンライン予約が必須なため、事前にぬかりなく手続きをしておきましょう。持ち物は現地での調達を考えず、すべて持っていくようにすると安心です。
楽園のようと称されるハナウマ湾を、心行くまで楽しんでくださいね。
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