世界中のランナーに45年以上の長きにわたって愛されているマラソン大会が、ホノルルマラソンです。
マラソンに興味がない方でも一度は耳にしたことがあると言われるほど世界的に人気のマラソン大会で、ホノルルマラソンに出るためにランニングを始めたという人もたくさんいます。
この記事ではホノルルマラソンについて、どのような大会か、開催される3つの部門とは何があるのか、そしてホノルルマラソンの魅力などを解説します。
興味はあるけれど詳しいことは知らなかったという方、これからホノルルマラソンに挑戦してみようかと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
ホノルルマラソンは世界中のランナーに愛されているマラソン大会
ハワイのオアフ島で行われるホノルルマラソンは、健康市民マラソンの元祖と言われています。
心臓病専門医の「心臓病のリハビリにはマラソンを走るのが良い」という考えから、健康促進を目的として1973年にスタートしました。
1977年以降は毎年12月の2週目の日曜日に開催されています。
第一回は1973年の12月16日、当初のエントリーランナー数は162人でしたが、2012年の第40回大会ではなんと3万人を超えるランナーがエントリーしました。
ただし、マラソンをする環境としては気温が高く、ハワイ特有の強い風が吹く中で行われるため体に負担がかかることなどが原因で、世界記録が決して出ないコースとしても有名です。
2020年には新型コロナウィルス感染症の影響によって大会は中止しましたが、代わりにバーチャルランニングイベントが初開催されています。
大会の主催者は、ホノルルで活動するNPO法人(非営利団体)の「ホノルルマラソン協会」です。
大会は地元の市民やボランティアに支えられて運営しています。
ホノルルマラソンには3つの部門がある
ホノルルマラソンはフルマラソンの他に2つの部門を加えた、以下の3つで開催されています。
- フルマラソン、車椅子競技フルマラソン
- 10kmラン&ウォーク
- カラカウアメリーマイル
フルマラソン、車椅子競技フルマラソン
フルマラソンと車椅子競技のフルマラソンは、アラモアナ公園をスタートしてハワイカイで折り返し、カピオラ二公園をゴールとする42.195㎞(26.2マイル)のコースです。
ダイヤモンドヘッド付近には少々坂道がありますが、ほとんどは平坦な道で初心者でも走りやすいコースと言われています。
ワイキキやダイヤモンドヘッド、ワイアラエ・ビーチを眺めるなど多くの風光明媚な観光スポットを走る、ハワイきってのシーサイドコースです。
通常、一般部門のフルマラソンは午前5時に、そして車椅子競技フルマラソンは4時55分にスタートします。
10kmラン&ウォーク
以前「10㎞ウォーク」とされていた部門が、2017年から「10Kラン&ウォーク」に刷新。
フルマラソンと同じくアラモアナ公園をスタートし、カピオラニ公園まで10㎞の道を走ったり歩いたりして楽しむ種目です。
この部門は年齢制限がないため、保護者が付き添っていれば7歳以下の子どもでも参加できます。家族で楽しみながらコースを歩く人たちも多いですよ。
記念品としてTシャツ、完走メダル、完走証が提供されます。
カラカウアメリーマイル
カラカウアメリーマイルはファンイベントのひとつで、ワイキキのメインストリートを1マイル(約1.6㎞)走る部門です。
フルマラソンの前日に行われ、午前7時にホノルル動物園前のモンサラット通りをスタートします。こちらにも年齢制限はありません。
2㎞以内の道を気軽に走る部門であるため、観光メインでハワイへ来た方でも気軽に参加できます。
記念品として、完走Tシャツと完走メダルが提供されるため、ホノルルマラソンに参加したと胸を張れますよ。
ホノルルマラソンの4つの魅力
ホノルルマラソンには、以下4つの魅力があります。
- 時間制限なし、7歳以上から参加可能
- 世界有数のリゾート地で風光明媚なシーサイドコースが走れる
- アロハスピリットが溢れる大会
- 盛り上がる企画が豊富にある
時間制限なし、7歳以上から参加可能
一般的なフルマラソン大会には制限時間がありますが、ホノルルマラソンには制限時間がないというのが最大の特徴です。
参加ランナーの抽選もありません。制限時間がないため歩いてもゴールさえすればOKなため、ほぼ全員にあたる98%が完走できており、初心者にも優しい大会です。
また、フルマラソンの年齢制限は7歳以上となっており、子どもでもエントリーしやすい大会であるため、家族全員での参加も多いという特徴があります。
世界有数のリゾート地で風光明媚なシーサイドコースが走れる
場所はオアフ島のホノルルという、世界有数のリゾート地で行われるマラソン大会です。
ハワイに来たことがない人にも知られているダイヤモンドヘッドやワイキキビーチなどに沿って走るうえに、日の出前にスタートすることによってコース上で太平洋から登る朝日も見られます。
多くの風光明媚な場所や観光スポットを走りながら回れるため、貴重な思い出になること間違いなしです。
アロハスピリットが溢れる大会
ホノルルマラソンは非営利団体と市民のボランティアによって支えられている大会で、マラソン中は沿道から多くの声援をもらえます。
市民のバンドが音楽をならしていたり、沿道で水分やフルーツを提供してくれたりする市民もおり、ランナーを精神的に支えてくれるのですね。
アロハスピリットに溢れた心が温まる大会として有名です。
盛り上がる企画が豊富にある
ホノルルマラソンは、ランナーのテンションを上げてくれる企画が豊富にある大会です。
スタート時は朝の5時ですので、まだ暗く夜が明けていません。
そんな中、花火が上がってマラソンはスタートとなります。またクリスマスシーズンであることからイルミネーションも美しく、スタート時近くの商業施設を走るときにも目から楽しませてくれますよ。
さらに会場にはさまざまなブース出展やステージイベントもあり、ホノルルマラソンの前日の夜に行われるオフィシャルパーティー「アロハフライデーナイト」は毎年大盛況です。
本番の翌日、月曜日には完走をたたえ合う「フィニッシャーマンデー」もあるなど、走るだけでない楽しみが盛りだくさんに準備されていることも人気がある理由でしょう。
ホノルルマラソンへの参加方法と費用目安
ホノルルマラソンへの日本からの申し込み方法は、オンラインのエントリーのみです。
申し込み日時によって金額が異なるため、お得に走りたい方は早めに申し込むようにしましょう。
たとえ旅行会社からのツアーであってもマラソンのエントリーは個人でしなければなりませんので、エントリーを忘れることのないよう注意してください。
ホノルルマラソン公式サイト:https://www.honolulumarathon.jp/2022/
2023年度のホノルルマラソン大会では、以下のような費用でした。
・早期申し込み(アーリー:2023年4月21日~5月16日):26,000円
・1期申し込み(2023年5月26日~10月11日):32,000円
・2期(2023年10月12日~11月15日):3,8000円
費用には、別途事務手数料が5%かかります。
ホノルルマラソンは現地でもエントリーは可能ですが、金額はかなり高くなると言われています。
マラソンに参加する場合は、日本からオンラインでのエントリーがお得でおすすめです。
ホノルルマラソンはランナーの憧れ! 自分のペースで完走できる
ホノルルマラソンは世界中の多くのランナーが愛する大会です。
制限時間がないため完走できる可能性が非常に高く、家族での参加も気軽にできるうえ、楽しめるイベントも数多く開催されています。
日本人ランナーが多いことでも知られているハワイ発「ジョガーの祭典」に、ぜひトライしてみましょう!
▼こちらの記事も読まれています